自律神経失調症の基礎知識 | ヤッホーカイロ（八法カイロプラクティック）

ストレス社会と言われている現代の日本には、精神疾患でお悩みの方が大勢いらっしゃいます。
自律神経失調症もそのひとつです。自分でも気がつかないこともあるので、気になる場合は専門の機関に相談に行ってみてはいかがでしょうか。
こちらでは、自律神経失調症の基礎知識についてご紹介します。

自律神経失調症とは？

自律神経とは、循環器や消火器、呼吸器などを活動させるために動き続けている神経のことを示します。自律神経には、睡眠中や休息している時に働く神経「副交感神経」と、興奮している時や運動している時に働く神経「交感神経」の2種類あり、それぞれの働きによって私たちの身体はコントロールされています。

では、自律神経失調症とは何でしょうか？自律神経失調症とは、何らかの原因によって、これら自律神経のバランスが乱れ、あらゆる症状が身体に現れる病気です。自律神経失調症は、医療機関で検査をしても検査結果は異常なしと出る場合も多いため、解決策が分からずに悩まされる方も多いです。

自律神経失調症になる主な原因

自律神経失調症を発症するのは、様々な原因があります。例えば、不規則な生活や、夜間勤務の仕事が多いなどの生活リズムの乱れからくるものや、人間関係に悩んでいたり、ストレスを上手く解消出来ず溜め込んでいる人も発症する可能性は高くなります。体質からくる自律神経失調症もあります。

例えば、幼少期から下痢や嘔吐を頻繁に繰り返す人や、自宅環境が身体に合わず、睡眠状態が良くない人など、生まれつき自律神経失調症になりやすい人もいらっしゃいます。さらに、性格から自律神経失調症を生み出す人もいます。

頼まれたら断ることが出来ない性格、感情の処理が出来ず切り替えが困難な人、周りの目を気にしすぎてしまう人など、これらストレスに対する抵抗力が弱い人も、自律神経失調症を発症しやすいと言われております。その他環境の変化や、女性であれば、ホルモンバランスの乱れからくる自律神経失調症など、原因は数多くあります。

自律神経失調症の自覚症状

自律神経失調症は、様々な場所に様々なカタチで症状として現れるため、なかなか自身で判断することが難しいといった特徴を持っています。
身体に現れる症状には、倦怠感や疲労感、めまいや微熱、身体のほてりや冷え、食欲がない、眠れない、目が覚めてしまう、朝が辛い、頭から肩、腰、脚にかけて痛みがあるなどです。精神的症状はイライラや怒り、不安感や恐怖心、集中力の途切れ、やる気が出ない、小さな物事が気になる、記憶力や注意力の低下などがあります。

これら症状は、定期的に現れてはすぐ消えたりなどを繰り返したり、人それぞれの体質や性格、ストレス、生活習慣などによっても異なるため、決定打と言える症状はほとんどありません。さらに、これら症状が現れている場合でも、自律神経失調症を疑う人も少ないため、発見の遅れることにより改善も遅れてしまい、重篤な疾患を併発してしまう危険性もあります。自律神経失調症は、早めの発見と改善がとても重要となりますので、少しでも身体に異変を感じている方は、早急に専門機関に相談へ行くようおすすめいたします。